【2021/12月 更新】
はじめて「九州まーめん」を食べたけど、なんだかおいしくなかった。
そんなお声をいただくことがあります。
「ギシギシして、ゴムみたいだった」という声もあれば、「やわらかく茹ですぎて、ブチブチちぎれてしまった」という真逆のご意見も。
実は、どちらも「茹で方」のコツを少しおさえることで、解決できるんです。今回は、九州まーめんをお召し上がりいただく上で非常に大切な、大豆麺の「茹で方」を動画でご紹介します。
もちろんこの記事の後半に文章で説明していますので、気になる方は動画の後にチェックしてみてくださいね。
▼【糖質5.1g】大豆100%の麺
九州まーめんはこちら!
大豆麺は、小麦の麺とはちょっと違う!
茹で方の前に、少し、大豆麺の特性についてお話します。
「九州まーめん」は、添加物を一切使用せず、大豆100%でつくった麺です。
小麦麺はグルテンのおかげでモチモチしたコシのある食感に仕上がりますが、大豆麺はグルテンフリーですので、小麦麺ほどモチモチ・つるつるとした麺にはなりません。どちらかといえば「おそば」に近い食感になります。
茹で加減によっては大豆の繊維質が強く残り、食感が気になる方も多いようです。正直にお話しすると……茹で足りないと、ゴムのような、グニグニ・ギシギシしたかたい食感になってしまいます。
はじめてお召し上がりいただく際に「おいしくない!」と思われてしまう原因は、ほとんどが茹で方にある、と言っても過言ではないでしょう。
でも、しっかり茹でると、絶対においしくなります!
私たちも「九州まーめん」を発売してから3年、いろんな茹で方とレシピを研究しながら、さまざまな方法をご提案してきました。今回ご紹介するのは、2021年の最新バージョン。この方法で調理したときは、ほとんどの方に間違いなく「おいしい!」と言っていただけます。「まあ、大豆麺だしこんなもんか……」と内心思っていたという当店のスタッフも、この茹で方で食べたとき、あまりの違いに衝撃を受けたそうです。
グニグニ・ギシギシして、ゴムみたいでおいしくない……九州まーめん、買って失敗したかなぁ〜。
そんな方はぜひ、以下のポイントをおさえて調理してみてくださいませ。おいしい大豆麺ライフが待っています!
九州まーめんの、おいしい茹で方!
「食用重曹」を活用しよう。
いろんな茹で方を研究してきた私たちが、いま一番オススメしている茹で方がコチラ!
水1リットルに対して、「食用重曹」と「塩」を小さじ1/2杯ずつ入れて、弱めの沸騰で、6〜9分ゆでる。
「食用重曹」を入れることで繊維質な食感がなめらかになり、麺が柔らかく仕上がります。茹で時間も、お湯だけでゆでる時より3〜5分ほど短縮できます。
食用重曹は、スーパーの製菓コーナーなどで手頃な価格で手に入ります。九州まーめんでも販売しているので、ぜひ麺と一緒にお買い求めください。(→重曹のお買い物はコチラ!)
また、塩を入れることで麺にコシが出て、下味もつくのでソースなどの味付けがなじみやすくなります。
ただし重曹を入れない場合は、塩も使いません。重曹を入れていないで塩を使うと、麺がかたくなり、うまく柔らかくなりません。パスタ感覚で茹でるとついつい塩を入れがちなので、ご注意くださいね。
お湯だけで茹でるときは、茹で時間は10〜14分が目安。長めにじっくり茹でることで麺が柔らかくなります。
※最近の麺は茹で時間が短くなっていますので8分くらいから固さをみてください
もし塩を入れず、重曹だけを入れて茹でるときは、重曹の量は同じ「小さじ1/2」か、ちょっと少なめの「小さじ1/4」程度でも大丈夫です。茹で時間も少しだけ短めになりますので、お好みの硬さになるようチェックしながら茹でてくださいね。
大豆麺の繊維質な食感が気になる方には重曹使いをオススメしていますが、必ずしも重曹は必須ではありません。大豆麺本来のしっかりした食感を好まれる方は、むしろ重曹なしで茹でる方が好き! と言われることがあります。
お好みによって、重曹あり・なしを使い分けてみてくださいね。
●九州まーめんの茹で時間
重曹と塩あり・なし、で茹で時間の目安が変わります。
一覧にまとめてみました。
・重曹+塩を入れる=6〜9分(4分頃から固さをみてください)
・お湯だけで茹でる=10〜14分(8分頃から固さをみてください)
※麺の太さに個体差があるので、茹で時間に幅を持たせています。お好みのかたさになるように、茹で時間は調整してください。
「九州まーめん」は大豆100%麺なので、一般的な麺類よりも茹で時間がちょっと長めですが、じっくりと茹でることによって繊維質な麺にしっかり火が通り、おいしく仕上がります。
本当はもっと柔らかくなるのに、待ちきれずに食べてしまい「硬くておいしくない!」ということだけは避けたいですよね。ちょっとだけガマンして、しっかり茹でてください。
「麺が細かく千切れる」のを防ぐ!
火加減と、茹で方について
「九州まーめん」を茹でるとき、重曹や茹で時間以外にも大切なポイントがあります。
それは、「できるだけ静かに、じっくり茹でる」こと。
まず、火加減はあまり強くしないように。グツグツと沸騰したお湯で茹でると、麺が硬くなってしまいます。
お湯がボコボコ沸騰したら一度火を弱めて、「細かな泡がプクプク出るくらい」の湯加減にして、じっくりと麺を茹でましょう。
麺をお湯に入れたあとは、麺をかるくほぐすだけにして、むやみにかきまぜないようにしてください。
「九州まーめん」はつなぎを使わずに大豆100%で製麺しているため、どうしても千切れやすい性質があります。茹でるときにかきまぜすぎると、麺が細かく千切れる原因になります。
ただ、大豆麺は小麦麺のように麺同士がくっついてしまう心配がないので、かきまぜる必要もないのです。じっくり静かに茹でておけば、おいしく茹で上がります。
お好みの固さになったらザルに上げて、お湯をしっかり切ってください。盛り付けのときも、できるだけそっと取り扱ってあげましょう。
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以上が、2021年12月現在の、九州まーめんのおいしい茹で方でした。
もしかすると、お手元のガイドブックやリーフレットでご紹介している茹で方と、少し違いがあるかもしれません。
我々スタッフもいつも試行錯誤をしながら、もっとおいしい食べ方はないか? まーめんに合う調理法はないか? 日々研究しているので、ご案内する時期によって、食用重曹の適量や、茹で時間などの表記が違うことがあるかと思います。どれも間違いではなのですが、現時点では今回ご紹介した方法が、もっともオススメの茹で方となります。ぜひお試しください。
茹で方のポイントをマスターすれば、「九州まーめん」はとってもおいしく楽しめます! 一度食べたけど、あんまり美味しくなかった……という方は、ぜひ、今回の記事を参考に、もう一度チャレンジしてみてくださいね。
今後は、大豆麺初心者の方にもおすすめのレシピなども改めてご紹介していきますので、更新をどうぞお楽しみに!