低糖質ダイエットや糖質制限中は、食事量は減らしすぎず、しっかり食べることが重要です。
さあ、はじめよう! そうなったらまずは食材調達ですよね。
でも、いざスーパーに行ってお買い物をしようとしても、目に入ってくるのは糖質の多い食材ばかり……。本やスマホを片手に、食材を手に取るたびに糖質量をチェックしていては、時間もかかって大変ですよね。
そこで今回は、「まずはこれ!」の買うべき低糖質食材10選をご紹介します。低糖質ダイエットを始めたばかりで右も左も分からないうちは、まずこれらを買っておけば大丈夫。
それでは見ていきましょう!
おすすめ低糖質食材
1.鶏肉
鶏肉はどの部位も糖質ゼロ!
しかもビタミンB群が豊富でコラーゲンもたっぷり。
特に胸肉は脂質も少なく、チキンソテーなどにするとGOODです。
自分で料理するのが面倒だなという人は、サラダチキンがオススメ。味のバラエティもさまざまで、スーパーやコンビニではどこでも購入できて便利です。
2.赤身の牛肉
赤身の牛肉は、低糖質なことはもちろん、脂肪燃焼に関わるL-カルニチンが豊富に含まれています。一番オススメの食べ方は塩こしょう味付けのステーキ。シンプルにお肉のおいしさを味わいましょう。
注意が必要なのが、霜降り肉。口に美味しいのですが、脂質摂取もグンと高くなります。脂質もバランスとる必要がありますが、適度な量が肝心。そのためにも、できるだけ脂肪の少ない赤身肉がオススメなのです。
3.大豆製品
大豆製品は、糖質が少ない食品の代表格です。
たんぱく質が豊富で、食物繊維やビタミン類、ミネラルや亜鉛など栄養素をたっぷり含んだ優れもの。豆腐、豆乳、納豆、大豆麺など、加工がしやすいのも特徴です。
糖質制限中は、ごはんや麺類などを控える食事が続きます。毎日の主食代わりにぜひ上手に利用したい食品です。
スーパーではなかなか見つけられませんが、大豆100%麺の「九州まーめん」もお忘れなく。麺が食べたいとき、大活躍すること間違いなしです。
4.乳製品
脂質が多いため、ダイエット中は敬遠しがちな乳製品。甘みのあるそのままの牛乳や、加工された低脂肪乳やヨーグルトは糖質が高いので、糖質を徹底的に抑える時期には避けますが、ナチュラルなチーズやバターは意外とOKなんです。
乳製品にはカルシウムも豊富。ダイエット中は特に不足しがちな栄養素なので、しっかり補ってあげたいですね。糖質を少量ずつ解禁する「ゆるい糖質制限」中も、牛乳やヨーグルトは適度に取り入れていきましょう。
5.卵
卵は低糖質なだけでなく、良質なたんぱく質を摂取するのにオススメの食材。たんぱく質の品質を示すアミノ酸スコアは100点という優等生で、栄養バランスもよく、ビタミンDも豊富なのが特徴です。
加工がしやすくメニューの多さもうれしい点でしょう。低糖質ダイエット中はついメニューがマンネリになりがちですが、卵料理をプラスするだけで食卓も華やぎますよ。
6.きのこ類
きのこ類も、優秀な低糖質食材。栄養も豊富でいいこといっぱいの食材なので、たっぷり食べましょう。
食物繊維が豊富なので、食事の時に「ベジファースト」ならぬ「きのこファースト」で食べ進めると、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。満腹感も得られやすいので、ダイエット中は大助かりですね。しいたけ、まいたけ、なめこ、しめじ、えのきなど種類の豊富さも魅力。お料理の幅も広がります。
価格も良心的なので、いろいろなメニューを試してみてくださいね。
7.魚(ツナ缶・サバ缶)
お魚は肉と同じく低糖質で、重要なたんぱく源。なかでも青魚は、DHAやEPAも摂取できますし、コレステロールが気になるときにも嬉しい健康食材です。
魚を買って調理するのが理想ですが、どうしても手間がかかります。そんな時はサッとツナ缶やサバ缶を活用しましょう。ダイエット中はオイル漬けではなく、水煮缶をセレクトするのがコツ。
「たんぱく質がちょっと不足しているかも」そんな時にツナをサラダなどに加えるだけで、たんぱく質をプラスできます。ストックしておけるのでいつでも使えて便利なのもうれしいですね。
8.くるみなどのナッツ類
ナッツ類は、小腹が空いた時の強い味方。糖質制限中はシュガーコーティングなどで味付けされていない、素焼きのナッツ類を選びましょう。
特にオススメなのがクルミとアーモンド。オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいますし、糖質も少なめです。気をつけたいのは、ドライフルーツが一緒に入っているミックスナッツや、カシューナッツ。どちらも摂取糖質が高めになるので注意が必要です。
9.アボカド
フルーツはどれも高糖質なので、糖質制限中はあまり向きません。「どうしてもフルーツが食べたいな」と思ったら、アボカドをチョイス!
野菜の印象の強いアボカドですが、単体で食べると驚くほどフルーティ。もちろんサラダや和えもののメニューとしても使い勝手のいい食材です。ワサビ醤油につけて、アボカドのお刺身も美味しいですよ。
アボカドの糖質量は100g中約0.8g。りんごが100g中約12.4gも糖質を含むことを考えると、驚きの少なさです。迷ったらアボカド、と覚えておきましょう。
10.代替甘味料
最後に、糖質制限中に気をつけたいのが調味料。料理に欠かせない存在ですが、実は糖質が高いものが多いのです。砂糖やみりん、ソースやケチャップなどの甘みの強いものはNG。
じゃあ、糖質制限中は甘みをつけられない? そんなときの救世主となるのが、糖質の低い「砂糖代替甘味料」です。スーパーでは、調味料や砂糖のコーナーで見つけることができるでしょう。「糖類ゼロ」と表記された甘味料です。
料理や飲み物に甘みをプラスしたいとき、砂糖をたっぷり加える代わりにこちらを活用してみてください。
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以上、スーパーでも買える、おすすめの低糖質食材でした。
糖質制限中は「この食材にはどれくらいの糖質が含まれているのか」をしっかり把握しておくことが大切です。でも、最初から全てカンペキに把握できる人はほとんどいません。この10選を参考にしながら、少しずつ覚えていってくださいね。
番外編! 低糖質食の主役にしたい「大豆100%麺」
そして、こういったスーパーで手軽に買える食材と一緒に、主食で麺を食べたくなったら大豆100%麺「九州まーめん」をどうぞ。糖質制限中はおかずには困らなくても、お米や麺類がNGになるので、主食がなくて物足りないことが多いでしょう。
「九州まーめん」は九州産大豆100%でつくられた麺だから、一玉あたりの糖質も約5g程度。お蕎麦に近い食感ですが、いろんなアレンジで食べられます。小麦麺が食べられないときは、ぜひ活用したいですね。
おうちに常備しておけば、スーパーで買える食材とぱぱっと合わせて、いつでもお腹いっぱいになれる低糖質料理を楽しめるでしょう。
楽しく食事をしながら、「続けやすい低糖質ダイエット」に取り組んでいきましょう!
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参考:
RIZAP(2017)『ライザップ糖質量ハンドブック』日本文芸社.
江部康二(2016)『増補新版 食品別糖質量ハンドブック』洋泉社.