痩せるだけじゃない? 糖質コントロールと美容のうれしい関係

糖質コントロールといえば、ダイエット目的という印象が強いですよね。ですが、「糖質の摂り方が美容にも影響する」と聞くと、いかがでしょうか?

「糖質と老化」と聞いても、いまいちピンとこないかもしれませんが、実は糖質をコントロールすることは老化防止につながると考えられています。

さて、それはなぜ? 一体どんな効果があるのでしょうか?

老化のはじまりは「血管」から!

肌にハリがなくなってきた、髪のツヤがなくなってきた。一口に「老化」と言ってもいろいろな現象があると思いますが、実はそのひとつに「血管が弱ること」が挙げられます。

血管は私たちの健康に非常に重要で、血管の老化を防げばからだ全体のエイジングケアにつながると唱える専門家も少なくありません。血管をケアし、血流を良くすることが健康維持のカギだと推奨されています。

しかし、血管は直接見たり触れたりすることができない器官。血管を元気にするためには、具体的にはどうすればいいのでしょう?

ここで、「糖質」が関わってくるのです。

血管は、血糖値が急上昇するたびに傷つけられていることをご存知でしょうか。血糖値を上げるのは、ズバリ糖質です。

糖質を摂ると、血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇します。その血糖値を下げるために膵臓がインスリンを出しますが、糖質をどんどん摂る生活を続けていると、インスリンをしょっちゅう、しかも大量に分泌し続けてしまうことになります。

これが長年続くと、次第にインスリン分泌の働きも弱くなり、高血糖状態が続くことに。そして、血管はどんどん傷ついてしまうのです。

ですので、糖質を体内に急激に入れないことが最大の予防策となります。糖質の摂取量や摂り方によって、血管の健康状態が大きく違ってくるのですね。

血管を元気に!
糖質を抑えると「血液サラサラ」に?

糖質をたっぷり摂る食事を続けていると、血糖値が急に上がったり、高血糖状態が続いたり……いわゆる「血液ドロドロ」状態となります。お砂糖の入ったドリンクを指で触った後、ネバネバしてきますよね。血液があの状態になっていれば、とうぜん血流が悪いのもうなずけます。

低糖質食は、そんな血液ドロドロの原因となる糖質を遠ざけるもの。糖質を抑えることで血管は本来の動きを取り戻します。これが「血液サラサラ」のカラクリです。

血流がスムーズになれば、おのずと代謝もアップ。これまで行き届いていなかった栄養が肌や髪にしっかり届けられるようになります。いわば「内側からのスキンケア&ヘアケア」ですね。

糖質コントロールを始めたら、「肌がしっとりする」「顔色が良くなった」「髪にハリが出た」などの違いを実感する方が多いのは、血糖値の急上昇を抑え、インスリンの分泌が減ったことによって血管が元気になったことが少なからず関わっているからなのです。

これは男性の場合も同じで、髪のコシが弱くなってきた、抜け毛が気になる、そんな方は、ぜひ「血管をケアする=血糖値を安定させる」を意識してみましょう。

 

人間の血管をつなげると地球を2周半する長さになるそう。体中に張り巡らされ、生きる上で重要な血管。大切な器官だから、毎日の食事からしっかりケアしてあげたいですね。

低糖質ダイエットと同時に、血管年齢も若返らせて、体の中から美しく健康になりましょう!

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参考:

江部康二(2016)『よくわかる!すぐできる!「糖質オフ!」健康法』PHP研究所