低糖質ダイエットと聞いて、「とにかく糖質を摂らなければいいんでしょ?」と思っているアナタ。それではダイエット成功は難しいかも……。
糖質をやみくもに制限するだけでは、食事内容を元に戻した途端にリバウンドは避けられません。だからと言って、糖質を制限した食事を永久に摂り続けるのも現実的ではないですよね。
それでは、低糖質ダイエットで失敗しないためにはどうすればいいのでしょう?
リバウンド知らずの低糖質ダイエットには、ある「メソッド」がありました。
導入期→減量期→マネジメント期
3つのステージが成功のカギ
成功する低糖質ダイエットでは、ダラダラと糖質制限するようなことはしません。なぜなら、リバウンドをしない体=基礎代謝の高い体を作ることが最終的な目標だからです。
低糖質ダイエットでリバウンドをしない体を作るには、「3つのステージ」をクリアする必要があります。それが、「導入期→減量期→マネジメント期」のステージ。
ファーストステージは「導入期」です。
毎日の食事から糖質を完全にカットして、自分の体脂肪をエネルギー源にするケトン体回路へと切り替えるステージです。
最初は少し大変ですが、糖を徹底的に断ち切りましょう。まずは1〜2週間を目安にします。
次のステージは「減量期」。
糖が抜けるとケトン体回路が回り出し、体重が少しずつ減っていきます。
ここで筋トレなどの運動をスタート。筋肉量を増やしてメリハリのある体型を作るステージです。たんぱく質をたっぷり摂って、少しだけ糖質も解禁。糖質は運動時のエネルギー源として働いてくれますよ。継続目安は、目標体重を達成するまでです。
最後は「マネジメント期」。
減量期で目標体重になったら、その体型を維持しつつ、食事内容も徐々に戻していきます。この頃になると基礎代謝も上がって、糖質を摂りすぎない食事も習慣化されているので、糖質摂取量も上手にコントロールできるようになる方がほとんど。
リバウンドしにくい体を手に入れられることでしょう。
糖質は、徹底した摂取制限から、ステージごとに少しずつ量を増やしていきます。この3つのステージをクリアできれば、糖質コントロールはもちろん、「糖質が欲しくてたまらない」という糖質依存の状態からスッパリ抜け出せているので、そもそも体が過分な糖質を必要としなくなるという利点があります。
これぞリバウンド知らずの低糖質ダイエットメソッドなのです。
3つのステージ、どうクリアする?
まずはイメージしてみよう!
低糖質ダイエットという言葉だけで、「ごはんやパンを一生食べちゃダメなの?」「甘いものだって楽しみたいけどムリよね?」といったネガティブな印象を抱えている方もいらっしゃるでしょう。今回紹介した低糖質ダイエットメソッドなら、糖質もいずれOKになるので安心してスタートできるはず。
低糖質ダイエットで大切なことは、糖質の取り入れ方を知ること。「糖質を制限する」のではなく、「糖質コントロールを身につける」という意識が大切です。
まずはあなたの生活スタイルなら、どんな風にステージをクリアしていけるか、ぜひイメージしてみましょう。きっと低糖質ダイエットを始めるハードルがグッと下がると思いますよ!
次回からは、3つのステージをそれぞれくわしく掘り下げていきます。お楽しみに!
糖質制限中の方は必読!
→「低糖質ダイエットのススメ」記事一覧
………………………
参考:
RIZAP(2018)『自宅でできるライザップレシピ』扶桑社.
麻生れいみ(2016)『麻生れいみ式ロカボダイエット』ワニブックス.